ビジネスで必要な語学とは

英会話を習得しようとする「動機」にはさまざまなものがあるでしょう。英会話を覚えるための「理由」、英会話の訓練を行うための「モチベーション」です。モチベーションは人が何か行動を起こすための「理由」に相当するものです。

ひとつの言語を新しく習得することは長く険しい道のりです。それまで受けてきた学校教育である程度の「素地」があったのだとしても、実際に「使える言葉」として英語を習得するのは大変なことです。英語を習得するためには長い時間と労力が必要ですが、すでに働いているような人にとってはそれら学習のための時間を確保することも一苦労です。仕事を続けるだけでも忙しいのに、そのうえさらに「語学」の勉強も行うとなると、まさに寝る間も惜しむ必要があるでしょう。

それらの困難を乗り越えることができるモチベーションのひとつとして、「仕事で必要だから」という理由や、「キャリアアップのため」という理由は人を動かすためには十分な動機になるでしょう。英会話を学ぶこと、英会話を習得してその先にあることを想定すれば、「今」の苦労などはべつにどうということはないという人もいることでしょう。

ビジネスで英語が必要な局面というものはさまざまです。それは関わっている仕事にもよります。実感として「英語を知らないからどうにもならない」と感じている人は「絶対に必要だ」ということになるでしょうし、そうではない人は「別に覚えなくても支障はない」というか感覚がずっと続くことでしょう。関わっている仕事、関わっている業界によって、そのような「何が必要か」ということは違ってくるもので、それは当たり前のことです。もともと英語が話せなければハナシにならないという職種もあれば、英語など一切触れずに過ごすことができる職種もあります。

たとえば、さまざまな局面で「英語」が必要になる業種は「メーカー」などの製造業です。国内に生産拠点があったとしても、部材の仕入先は海外が多いものです。部材を仕入れるために海外との折衝が発生したり、工場自体が海外にあったりすれば、そこで用いられる共用の言葉は「英語」になるでしょう。英語を覚えるということが当たり前で、さらにはビジネス上理解しなければいけない専門的な言葉も習得していることが大前提となります。

特に英語が必要になる職種は「調達」などの部署です。実際に海外の仕入先、工場とやりとりを行うことが仕事である「調達」の仕事では、それらの専門的な言葉を駆使して相手とビジネス的な折衝を行うことになるのです。

また、製造業ではなくても海外に新しく拠点を設置したり、新しい取引先が海外であったりすれば英語は必要です。ビジネスとは「お金の駆け引き」ということになります。支払った分以上の見返りがなければいけません。販売でいえば「利潤」です。そのようなものを引き出すための「言葉」が必要です。

それらはどれも「言葉」を覚えるだけでは意味がないもので、言葉を知っているからといって身につくものではありません。「言葉」などは話せるということが当たり前で、その上でさらにビジネスセンスやビジネススキルが求められているのです。必要なことは、ビジネス用語を英語で表現するチカラと、相手のそれを理解できるチカラということになるでしょう。

 

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